小学校への入学は子どもたちにとって大きな節目です。
新しい環境、新しい友達、そして初めての責任感。
この大切な時期に、子どもたちはしばしば微笑ましくも愛らしい「やりがちなこと」を展開します。
そんな心温まる「あるある」エピソードをいくつかご紹介します。
ランドセルを背負って家の中をうろうろ
子どもたちにとってランドセルはただの学用品ではありません。
特に兄弟でお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子どもにとって、ランドセルとは憧れの象徴。
お気に入りの新しいランドセルを背負い家の中をウロウロする子どもたちの姿は、多くの家庭で見られる光景です。
ランドセルを背負うことで、自分がもう園児ではなく「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になったことを噛みしめているのでしょうね。
「宝物」をランドセルに忍ばせる
そんな大切なランドセルに学校で見つけた石や枝を、宝物として忍ばせて帰ってくる子どもたち。
石や枝だけならまだ可愛らしいのですが、時には生きた虫や給食のパンが入っていたという人も!
本人にとって「宝物」という認識で、悪気なんて微塵もないところが防ぎようもないので難しいところですね…。
時計とにらめっこ
新しい生活リズムに慣れるまで、子どもたちは学校のベルが鳴る時間を非常に気にします。
家を出る時間、登校のペース、そして「遅刻しないか」は毎朝の大きな心配事。
時計を何度も確認しドアを出るタイミングを計る子どもたちの姿は何だか頼もしいですね。
一方でマイペースさんは遅刻なんてなんのその。
自分のペース優先で行動している姿に、時間に余裕がないと見ている親がやきもきしてしまうでしょう。
初めての宿題
初めて宿題を課された時は、何だか自分も大人な感じ…と張り切って取り組む子どもの姿が見られます。
自分だけのノートに書き込む姿は、まるで大人が仕事をしているよう。
「は~大変!」と大げさにアピールしてくる子どももいるでしょう。
でも慣れ始めると楽しかった宿題も苦痛になってくる子どももいるので、時には励ましの言葉や適度なアドバイスでフォローしましょう。
名前が分からない「あの子」
新しい友達ができるのは嬉しいけれど、その名前を全て覚えるのは一苦労。
友達とのエピソードを話したいのに名前が分からず、お話の中で「あの子」がたくさん登場します。
日が経つにつれ友達の名前が豊富になっていくことでしょう。
子どもの話を聞きながら親も友達の名前を覚え、友達関係を把握していきましょう。
忘れ物をするのも経験の一つ
保育園や幼稚園では、週末の持ち帰りを親も把握しているし先生も確認してくれていました。
しかし小学生になると子どもが自分で管理しなければなりません。
忘れ物をすることも、成長するためには必要な過程です。
鉛筆をなくしたり、体操服や上靴を学校に忘れてきたり。
授業で使うはずの教科書を家に置いてきてしまったり、消しゴムがなかったり。
そのような経験を通して子どもたちは自分の持ち物を管理する大切さを、試行錯誤しながら学んでいきます。
時には友達と貸し借りをして助け合いながら、人間関係も深めていくのです。
長袖を着て…!
年がら年中いくら寒くても半袖半ズボンの子どもはどの学年にも一人はいます。
親から見たら寒くて仕方ないのですが、本人が「暑い!」と言い切って自分で半袖を選んで着て行ってしまうので止めようがありません…。
まだ小学校入学したての頃は親の選んだ服で行く子どももいますが、自分で服を選び始めたり上の学年でずっと半袖を着ている人を見て憧れを抱いて真似したりと、もしかしていつか我が子も半袖軍団の一員になる日が来るのかもしれません…。
「ソーリーソーリーひげソーリー」令和には続きがある!
小学生になると一度は誰もが使うのではないでしょうか、この文言。
謝る際の「Sorry」と「髭剃り」を掛けたこの言葉に、令和となった今は続きの言葉があるそうです。
それは
「ソーリーソーリーひげソーリー マスクくばるのは あべソーリー」
誰がこんな面白いことを足したの…!?
最近の子どもはうまいことを言いますね、見習いたいものです。
おまじない&占いブーム
学校で流行る「おまじない」や「占い」。
学校の図書室で本を借りて、友達と試しながら盛り上がる姿は微笑ましいですよね。
もう少し大きくなると「恋によく効くおまじない」「好きなあの子との相性占い」なんて項目を読んでいることも!
大人からしたら信じられないような内容ですが(消しゴムに好きな人の名前を書いて誰にも触られることなく使い切ったら両想いになる…何で?)子どもは信じて実行しているので、気づいても微笑ましいと思って見守りましょう。
初めての恋…?
小学校に入学すると初めての友達がたくさんいます。
その中で、恋心を自覚する子どもも多くいるのではないでしょうか。
一目惚れをしたり、優しくしてもらったことで気になったり…。
いずれにせよ、幼い恋心はとても可愛らしいですよね。
ですがあまり何でも聞いてしまうのは、子どものプライバシーの侵害になります。
子どものプライベートにはあまり干渉せず、気づいてもからかうことなく見守りましょう。
子どもが自分から話してきた時には、深掘りせずに話を聞いて共感する程度に留めておきましょう。
結論、小学生って推せる!
大人から見たら小学生はまだまだ子ども。
でも本人たちはもう自分の意志がしっかりあって、大人が使うような言葉や言い回しも使い一人前だと思っています。
大人ぶっている姿も、まだまだ残る子どもらしい姿も、どちらも可愛らしいですよね。
昨日より頼もしくなっていることもあれば、昨日のほうがかっこよかったぞ?なんてこともあります。
日によって頼もしさが変わる小学生は、見ていて微笑ましいですね。
小学生になった我が子の育児を、これからも楽しみましょう!
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