あなたは我が子を見て、このように思ったことはありませんか?
うちの子が死ぬほど可愛い!
異常に可愛い!
客観的に見ても絶対可愛い
第3者が見ても可愛いって言うレベル
うちの子CMに出れる
てかCMの子より可愛い
自分の子どもを見て「この子の可愛さって、もしかして異常?」と思う時ってありますよね。可愛すぎて時には胸が苦しくなることもあるのではないでしょうか。
実はこの「子どもが可愛すぎる」と思う感情には、とても大切な意味があるのです。なぜなら、子どもの可愛さは親に面倒を見てもらうために進化してきたと言われているから。
この記事では現役保育士&元幼稚園教諭&2児の母である筆者が、なぜ自分の子どもが異常なまでに可愛く見えてしまうのかを解説しています。
この記事を読むと子どもが異常に可愛く見えてしまう理由や子どものために親として何ができるかが分かりますよ。
子どもが生まれる前までの自分とのギャップに戸惑っている方や親バカになるのでは…と不安な方、必見です!
子どもが可愛すぎるのは、親に面倒を見てもらうため
「子どもが可愛いのは大人に見放されないためだ」という説を耳にしたことはありませんか?
この章では、その説を科学的に解き明かしていきます。
子どもの異常な可愛さは生きるために必要
例えば子どものキラキラとした瞳やふっくらとした頬は、私たち大人の保護本能をくすぐります。
これらの特徴は科学者たちが「キュートネス」と呼ぶもので、親が自然と子どもに惹かれ、守りたいと感じさせるように進化してきたのです。
親が子どもを「異常に可愛い」と感じる瞬間は、子どもが健やかに成長するために絶対に必要なこと。
この感情は子どもが必要とする愛情やケアを保証し、家族の絆を強くします。
「On Cuteness: Unlocking the Parental Brain and Beyond(可愛さについて:親の脳を解き明かし、それを超えて)」という論文にも以下のような文書が記載されています。
The parent–infant relation is fundamental to infant survival and development. Cuteness has emerged as an important factor for attracting caregiver attention and affection.
(翻訳:親子関係は、乳幼児の生存と発達にとって基本的です。可愛らしさは、介護者の注意と愛情を引き寄せる重要な要素として浮上しています。)
On Cuteness: Unlocking the Parental Brain and Beyondより引用
養育者からの愛情がなければ成長は難しい、だから成長するために養育者からの愛情を得ようと子どもは魅了するほどの可愛らしさを身につけているのです。
子どもが可愛すぎると思ってしまう科学的要因
自分の子どもを可愛いと強く思ってしまう要因として、以下の理由が科学的研究によって提案されています。
- キュートネス:人間の保護本能を刺激し、愛情や世話をしたいという感情。
- ベビースキーマ(Kindchenschema):本能的に子どもを世話したいと思う反応。
- 愛着形成:絆が深まることで親の関心が高まる。
- 鏡像認識と自己投影:自分自身に似ている特徴を見出し、より愛おしく感じる。
- オキシトシンの分泌:親が子どもを深く愛し、保護したいと感じる。
つまり、可愛いと思ってしまうのは当然なのです。
自分の感情が高ぶりすぎて心配になってしまうかもしれませんが、このような根拠があるので安心して子どもを可愛がってくださいね。
子どもが異常に可愛すぎるけど、いつまで続くの?
子どもが可愛すぎるけど、いつまで続くのでしょうか。
このままでは親バカまっしぐらなのでは…と不安を感じることもあるかもしれません。いつまで子どもの可愛さに振り回されてしまうのでしょうか。
子どもの可愛さに悶絶するのはみんなが通る道
特に初めての子どもだと、いきなり「可愛い」の過剰摂取をしてしまい感情がかき乱されてしまいますよね。心臓が痛くなったり、涙が出そうになったりするほど感情が高ぶることもあります。
前章でも解説しましたが、子どもの異常すぎる可愛さを感じてしまうのは親だから仕方がないのです。
子どもの可愛さに悶絶してしまうのは、誰もが経験してしまう現象。
しかし子育てに慣れてくると、この異常な可愛さに対する感情も少し落ち着きを見せ始めます。
経験により感情も落ち着いていく
育児を進めていくにつれ、少しずつ感情も落ち着いていきます。
これは子どもの可愛さが減少したわけではなく、慣れていき親としての経験が増えてきたという証拠です。また子どもの「初めて」が減っていくということも要因です。
子どもの成長と共に、親もまた、精神的に成熟していくのです。
なので「心臓が痛いほど可愛い」と思うのは今だけで、これからその機会は少しずつ減っていってしまいます。
子どもを可愛いと思う今の時間を、大切に過ごしてください。
異常に可愛すぎる子どもの記録を残す
子どもの記録を残すことは必須です。
この章では撮る時のポイントや、撮影後の少し不思議なエピソードをお伝えします。
今の可愛すぎる子どもの姿は期間限定
子どもの成長はあっという間です。
今日見せたあの笑顔も、明日には新しい表情に変わってしまうかもしれません。
だからこそ、今この瞬間を大切に、記録に残すことが重要なのです。
写真や動画を撮るときはただ子どもの姿を記録するだけでなく、その瞬間の気持ちや状況も一緒に残してみてください。
その時の感情や喜びも一緒に記録することで、未来に見返したとき「あの頃はこうだったな」と振り返ることができます。
それは自分のためだけではなく、子どもが映像を一緒に見た時に「親がこんなに喜んでくれていたのか」と気づく切っかけにもなります。
家族で気持ちを共有できる時間となるので、ぜひその時に感じた言葉を一緒に撮影してみてください。
写真を見返すと時々起こる不思議な現象
人間は、大切な瞬間や記憶を美化する傾向があります。
これは心理学的に「ロゼ色効果」と呼ばれる現象で、過去をよりポジティブに思い出す傾向のこと。
「我が子が世界一可愛い」と感じるのはずっとそうですが、ふと昔の写真を見返すと「…あれ?」と違和感を覚えることもあります。
「世界一可愛い」と思ってあんなにたくさん写真を撮っていたのに、なぜか写真が想像を超えてこないのです(笑)
その時は魅了されていたので気付かないのですが、その時期を超えて一度冷静になると当時の魅了が少し溶けたことを実感する人もいます。
しかし逆に時が経ちすぎると「あの頃は可愛かった」と再び写真に魅了されるので、不思議なものですね。
親バカはよし、でもバカ親にはなるな
子どもの可愛さは、時に親を試します。
叱っている時に可愛い仕草をされてしまうと、ついつい絆されてしまう…という経験はありませんか?
しかし子どもを甘やかして要求をいつも満たしてしまうと、自己中心的な振る舞いを覚えてしまうことがあります。
反対に厳しく叱ることばかりに重きを置くと、子どもは自尊心を傷つけられてしまう恐れも。
ここで大切なのは、愛情を持って適切なタイミングで叱り、しっかり甘えさせること。
それにより子どもは正しい行動を学び、社会での生活に必要なスキルを身につけていきます。
「甘やかす」と「甘えさせる」
「甘やかす」とは、子どもの要求を無条件で満たしてしまったり、例え悪いことであっても注意しなかったり、何でもすべてを許容してしまう行為を指します。
「甘えさせる」は、子どもが安心感を持って親に頼れる環境を提供することで、その過程で子どもの自立心や自己肯定感を高めるサポートをします。
この違いを理解し、適切なバランスで子どもを育てることが健全な発達には不可欠です。
甘やかす行動は子どものためのように思えますが、実際は親の自己満足に過ぎないこともあります。
子どもが将来的に周りに迷惑をかけるような人間になってもいいのか、自問しながら叱る時にはきちんと叱りましょう。
非常識な子どもに育てないために
子どもが社会で生きるためには、礼儀を学ぶことが大切です。
これを教える最もよい方法は、親自身が模範を示すこと。
子どもは親を見て学ぶので、日々の行動で礼儀正しさや他人への配慮を示すことが大切です。
また子どもが間違いを犯した時には、なぜそれがいけないのかを説明し、正しい行動を促すことが大切です。
もちろん自分の子どもが一番可愛いのはそれで構いません。
しかし「自分の子さえ良ければそれで良い」「自分の子どもを優遇するべきだ」という考えを持つことはやめましょう。
その考えが定着してしまうと、子ども自身もそう思い込んで自己中心的な振る舞いをしてしまったり、周りの友達から敬遠されてしまったり、子どもが孤独になってしまう恐れがあるからです。
情けは人の為ならずとはいいますが、子どものためにも周りに配慮ができる育て方を心がけましょう。
可愛すぎる子どもの個性を伸ばす方法
子どもの個性や才能を伸ばすために、子どもの関心や好奇心を大切にしましょう。
その過程での失敗もまた、学びと成長の一部。前向きにサポートすることが重要です。
オーディションに参加する
この記事を読んでいるあなたの子どもは、相当可愛い子どもだと想像できます。ぜひオーディションに参加してみてはいかがでしょうか。
オーディションに参加することで、子どもは自己表現の勇気とスキルを身につけます。
オーディションに合格したのであれば、社会性と協調性も学べ多様な人々との関わりを通じて人間関係の構築能力を高めることもできます。
習い事を始める
習い事は、子どもが自分の関心や才能を深掘りする機会を提供します。
音楽、スポーツ、美術など、様々な分野で新しい技術を学びながら、集中力や忍耐力、そして創造力が養われます。同時に、同じ興味を持つ仲間との交流を通じて社交性も育てられます。
自然とのふれあい
子どもを自然の中に連れ出すことで、探究心と好奇心を刺激します。
自然との触れ合いは環境への興味や愛情を育み、SDGsへの理解も自然と身につけることができます。また身体活動を通じて健康も促進されます。
家族で楽しむ活動
家族で楽しさを共有することは、子どもの社会性とコミュニケーション能力を強化します。
特別な活動でなくても、料理やゲーム、読書などを一緒に取り組むだけでも家族の絆が深まります。また家族と一緒にいる環境が、子どもが安心して自己表現できる場となるのです。
家族で一緒に活動することは思い出作りにも最適で、子どもがたくさん楽しい経験をしたという記憶は成長しても心に残ります。
子どもが死ぬほど可愛い!BIG LOVE!
子どもを可愛すぎると思ってしまう理由として科学的要因を挙げましたが、ただただ我が子が可愛すぎるという事実だけ分かっていれば親として十分です。
しかし子育てをしていく上で、以下のことは覚えておきましょう。
- 子どもの可愛さに振り回されるのは経験と共に落ち着いていくから、今を大事に
- 子どもの今の可愛さを積極的に記録に残す
- 親バカにはなってもいいけど、バカ親にはならないように
- 子どもの将来のためにも、メリハリある育児で目いっぱい愛そう
子どもを可愛いと思えない親もいる中、心の底から子どものことが可愛いと思えるあなたは最高の親です。
可愛いお子さんと、たくさん思い出を作ってください。
特にオーディションは「今の我が子」の可愛い記録を残す最適な方法です。
無料オーディションも開催されていますので、デビューが目的でなくとも「思い出作り」として参加してみてはいかがでしょうか?
実際に筆者の我が子もテアトルアカデミー (鈴木福くん出身の有名な養成所)のオーディションに参加し、合格したことがあります。
芸能活動をさせたいわけではなかったのでデビューはしませんでしたが、「この子はオーディションに合格した」という実績が一生残り、自信と誇りになっています。
オーディションに合格してもデビューするかどうかは後で決めても大丈夫です。
オーディションは無料なので、ぜひ思い出作りに参加してみてください。
赤ちゃんだろうが小学生だろうが、我が子はいつまで経っても可愛いものです。
この記事を読んでいるあなたの子どもはオーディションに参加する価値があるくらいとっても可愛いので、ぜひ参加をおすすめします!
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