学校が終わった後はどう過ごしたらいいのか、まだ想像がつかない方もいらっしゃいますよね。
宿題があるはず、友達とは子どもだけで遊びに行かせていいの?
そもそも子どもが家に帰ってくる時間帯はまだ働いていて、家にいないのだけど…。
など、学校が終わった後の過ごし方に対して、何かしらの疑問や不安があります。
この記事では、家に保護者がいる場合といない場合の両方の視点から、疑問や不安を解消する手助けをします。
学校が終わってから子どもの居場所を特定してくれる便利で安全な子ども用GPSについての記事はこちらです。
家に保護者がいる場合
特に入学したての時期は、小学校で緊張した子どもにとって家に帰り保護者の姿を見ると安心するもの。
子どもが話してくれる小学校エピソードを聞いたり一緒に宿題をしたりして、子どもの小学校への緊張を解していきましょう。
一緒に料理を作る
小学校に入ったことを切っ掛けに、今まで子どもにはお願いしていなかった少し高度なお手伝いをしてもらうのはいかがでしょうか?
例えば一人でお米を洗う、皮むき器で野菜を剥く、包丁で野菜を切るなどが挙げられます。
今までお手伝いを積極的にしてきて、もうすでにしている子どもはより難しいお手伝いをお願いしてみましょう。
「小学校に入ってお兄さんお姉さんになったから任せてもらえるようになった」という背景に、子どもは小学生になった喜びを強く感じるでしょう。
料理をしながらその日の学校での出来事や友達との交流について話を聞くことで、子どものコミュニケーションスキルを養いながら親子関係を深めていきましょう。
宿題サポートの役割
保護者が子どもの宿題時間をサポートすることで、教育的な成長を促進できます。
宿題を通じて学校で学んだことを復習し理解を深める機会と共に、今どのように授業が進んでいるか把握することができます。
宿題の時間を一緒に過ごすことで、子どもは保護者を信頼し学習に対するモチベーションも高まります。
特に入学したての時期は取り組み方も分からない子どもも多いので、宿題の仕方自体を伝えて今後一人でもできるように土台を固めておきましょう。
リラックスタイム
学校の後は、子どもにとってリラックスして楽しむ時間も必要です。
お気に入りの本を読んだり、ゲームをしたりテレビを見たり。
子どもの創造力や想像力を刺激するだけではなく、ストレスを軽減する効果もあるのでずっと介入するだけでなく「一人の時間」も大切にしていきましょう。
友達と遊ぶ
小学校に入学したからと言って、すぐに子どもだけで遊ばせるのは不安ですよね。
子どもの友達を自宅に招いて一緒に遊ぶ場所を提供しましょう。
もちろん相手の保護者にもどこで遊ぶかを伝えてきてもらうことは、相手家族との信頼関係において重要なことです。
勝手に遊ばれていた、とマイナスな印象を受け取られないためにも、相手の保護者と連絡を交換しておきましょう。
友達が来た時や帰る時に相手の保護者に小まめに連絡を入れることで、信頼関係を築きます。
最初はお互いに子どもを相手の家まで送り届けることもあるので、その時に連絡先を交換して万が一の時にすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。
家に保護者がいない場合
共働きや何らかの理由で、子どもが学校から帰ってくる時間帯に保護者が家にいない場合というのは多分にあります。
そばにいられないのであれば一番気になるのは子どもの「安全」についてですよね。
どのような過ごし方があるのか挙げていきます。
また保育園や認定こども園の時にはできていた仕事と家事・育児の両立が難しくなる「小1の壁」についての記事もご参考ください。
学童保育(放課後児童クラブ)の活用
小学校に入学したての場合、ほとんどの選択肢が学童になります。
学童保育は子どもにとって安全で楽しい環境です。
地域によって学童保育の特色は様々ですが、子どもたちは遊びや学習を通じて社会性を育むことができます。
様々な活動が用意されており、工作やスポーツ活動、学習支援などが挙げられます。
宿題も終わらせてくれる学童が多いので、宿題をしないのではないかという不安も解消してくれます。
また友達との交流も深まり、新しい友情を育むことができる機会にもなります。
自宅での留守番は見守りカメラや防犯グッズの対策を
学童を利用せず保護者がいない時間を自宅で過ごす場合、子どもの安全意識の高め方が重要です。
鍵の管理方法、非常時の連絡方法、見知らぬ人からの訪問への対応など、留守番に必要なルールやスキルを教えましょう。
また帰ったら連絡を入れる、すぐに連絡が取れる手段を用意しておくなど、子どもが安心して留守番できるようにサポートします。
見守りカメラを活用して、保護者の携帯から子どもの安全な姿を確認できる手段を作っておく方法もあります。
その際は「保護者が帰ってくるまではカメラがあるリビングで過ごす」など約束をしておきましょう。
そして家の鍵を管理することは、子どもにとって大きな責任です。
鍵の正しい使い方、紛失防止のための工夫(例:特定の場所に保管する、専用のキーホルダーを使うなど)を教えることで、子どもの責任感と危機管理能力を高めましょう。
保護者なしで友達と遊ぶのは、入学したての時期にはまだ早い
近所の友達との遊びは、子どもの社会性を育てる絶好の機会です。
しかし、親が不在の場合は推奨しません。
事前に相手の保護者と連絡を取り合い遊ぶ場所や時間について情報を共有することができるようになればその選択肢も増えますが、入学したてであればまだ保護者同士の連絡先を知らないこともあり連携が取れません。
例え連絡先を知っている家で遊ぶとしても、そこに保護者がいないのであれば何らかのトラブルが発生した時に適切な対応が望めません。
事故に遭うかもしれない、友達と喧嘩をするかもしれない、小学校に入学したばかりの子どもにはまだその状況を適切に処理する能力が携わっていないのです。
また相手の家には保護者がいるから、とずっとその家に甘えていては相手家族からの信頼が失われます。
「いつもうちで遊んでいる」と不満や不信感を抱かれて子どもの友達関係が悪くなることも考えられるので、頻繁に通う行為は相手家族の負担も考慮して避けておきましょう。
習い事に通う
子どもが興味を持っている習い事に通うことも、充実した放課後を過ごす一つの方法です。
しかしその場合は通いやすさも重要です。
学校や家の近くであったり、シャトルバスが出ていたりすると子どもだけでも通いやすくて安心です。
好きな内容であれば子どもが楽しく放課後時間を過ごせる上に、創造力や自己表現の能力を育んでくれるため一石二鳥ですね。
しかし一人で通わなければならないのは、道中を含めて不安ですよね。
例えばお住まいの地域がとてもご近所付き合いが深く顔見知りばかりで、自分の子どもも住民のみんなが知っていて守ってくれるような場所なら可能かもしれませんが、小学一年生が一人で通うとなるとまだハードルが高いですね。
祖父母の家にお邪魔する
これは近くに祖父母の家がある場合に限るので全員が使える手ではありませんが、近いのであれば頼ることを視野に入れてもいいですね。
ただ祖父母の負担になることや、頼ってばかりで申し訳ない・祖父母と折り合いがつかないなど保護者が負担に思うのであれば頻繁に使う手ではありません。
祖父母との関係性にもよりますが、家が近い方は一つの選択肢として考えてみてもいいのではないでしょうか。
学童保育は待機児童がいる地域も
地域によっては学童保育が満員で待機児童が発生している可能性もあります。
自分の地域はすぐに学童保育に入ることができるのか、利用する方は早めに調べておきましょう。
低学年が優先されることがほとんどなので小学一年生は入れる可能性が高いですが、大体何年生くらいまで通っていることが多いかも知っておきましょう。
その年齢になってどうしようと焦るのではなく、前もって見通しを立てておくと心の準備も物理的な準備もできます。
地域によって待機児童が多く「追い出される」形になるかもしれないし、周りの子どもが自主的にやめていきそれに合わせ「卒業する」形になるかもしれません。
どちらにせよ学童を辞めたら自分の家で留守番をするという選択肢になる可能性が高いので、しっかり鍵の使い方やセキュリティの強化を準備しましょう。
コメント