小学校入学を控えて字を書く練習をしてきたものの、字を書くスピードが遅い…と気になっていませんか?
親として、子どもが学校で遅れを取らないようにサポートしたいところですよね。
この記事では、子どもの筆記速度を向上させるための簡単で実践的な5つの方法を紹介します。
字を書くのが遅いと何が大変なのか?その重要性は
学校の授業や宿題など、子どもの日常生活は文字を書くことで溢れています。
筆記速度がどのような影響を与えるかまとめています。
学習効率の向上
筆記速度が遅いと、黒板の文字をノートに書き写したくても間に合わず授業についていくのが難しくなります。
また黒板の文字を書き写すことに集中してしまうと授業内容や説明を聞き逃すことになり、授業の理解度低下にもつながります。
取り残されない程度には速度も大事!
効率よく勉強できるようになります。
宿題も時間がかかりすぎると、予習や復習をする余裕がなくなってしまいます。
自信の喪失を防ぐ
「周りの子よりも字を書くのが遅い」と感じることで、子どもは自己評価を下げることがあります。
この自信の喪失は、学習に対するモチベーションの低下を引き起こし、さらに学業成績を下げる悪循環に陥る可能性があります。
適切な筆記速度を身につけることは、子どもの自信を保ち、積極的な学習姿勢を育むためにも重要です。
社会的なスキルの基盤
筆記は、学校だけでなく将来社会に出たときにも必要なスキルです。
字を書く能力は、メモ取りや書類作成、コミュニケーションの基本となります。
学校生活でも、友達と手紙のやり取りをすることで人間関係を築いていきます。
子どものうちにこのスキルを身につけることで、将来的に社会で活躍するための土台を築くことにもつながるのです。
字を書くのが遅い子どもは、まず持ち方をチェック
子どもが字を書く速度を向上させる第一歩は、正しいペンの持ち方をマスターすることです。
基本的なことですが、持ち方をマスターすると筆記の効率だけでなく、長時間書いても疲れにくいというメリットもあります。
ペンの持ち方の基本
正しいペンの持ち方は、親指、人差し指、中指の三点でペンを支え、軽く握ります。
ペンを持つ手に力を入れ過ぎてしまうと握っている手が疲れてしまうので、人差し指を少しゆるめて持つようにしましょう。
- ペンの位置を調整する
- 指の位置を確認する
- 軽く握る
ペンの正しい持ち方は、子どもの筆記技能を向上させるための基礎となります。
正しい持ち方に苦戦している場合は、矯正できる鉛筆を使う方法もあります。
持つことばかり注意されると、やる気もなくなってしまうもの。
ここでつまずいている場合は、矯正できるアイテムを使って短縮してしまうのもひとつの手です。
矯正グリップが苦手な方は、鉛筆自体に持ちやすい工夫がされているSTABILOがおすすめ。
学校にわざわざグリップを持っていかなくてもいいですし、付け替える手間もないので子どもも抵抗なく使えますよ。
間違った姿勢も、字を書くのが遅い原因に
正しい姿勢とは正しい姿勢で書くことは、筆記効率を高めるだけでなく身体の健康を守る上でも重要です。
正しい座り方のポイント
正しい姿勢で書くと、子どもも快適で効率的に書くことができるようになります。
また適切な姿勢は疲労が少なく、集中力の向上にも繋がります。
- 顔は机から離す
- 背筋を伸ばす
- 手は前に出し過ぎない
- 足は床にしっかりつける
- 机にもたれない
- 机の高さは自然とひじが乗るくらい
子どもの身体に合った椅子と机を使用しましょう。
成長に合わせて高さ調整が可能なものを選ぶと、長く使い続けることができます。
リビングテーブルで勉強をしている場合は、足置きもついている椅子を使用すると安定して座りやすくなります。
字を書くのが遅いときでも毎日の積み重ねを
毎日少しずつでもいいので、書く練習をしましょう。
子どもの手と脳が文字を書く動作に慣れ、徐々に速度が上がっていきます。
短時間でも、継続することで大きな成果が得られるのです。
毎日の練習法
長い時間の練習は苦痛になってしまうので、強制されていると感じないように時間や内容は子どもに応じて変えましょう。
- 一行日記を書く:毎日の出来事を書くことで、書く習慣が身につくようになります。子どもが自分の考えや感情を表現する機会にもなります。
- ゲームを交える:対戦形式で、早く字を書いた方が勝ちというゲームをします。正確性もポイントに取り入れることで、ぐちゃぐちゃな字を書くことへの防止もしましょう。
- ひらがなボードの活用:まだ字を書くのに慣れていないのであれば、まずは字の練習を徹底しましょう。自信がないと探り探りで遅筆につながります。
ひらがなを書くことに自信がないのであれば、溝をなぞって正しい字を書く練習ができる“みぞなぞり”の習字ボードがおすすめです。
溝をなぞって正しい字を書くので、綺麗に書けるようにもなります。
毎日の短時間練習を習慣化することで、子どもも書くことに慣れて自然と筆記速度が向上していきます。
小さなステップから始めて、子どもが自信を持って書けるようにサポートしましょう。
字を書くのが遅い子どもにはどうしたらいい?対応3選まとめ
字を書くのが遅いと、主に以下のような心配事が増えます。
- 板書が優先になり授業に集中できない
- 自己評価が下がる
- 学習意欲の低下につながる
そこで、以下のような対応を心がけましょう。
- ペンを正しく持つ…ゆるく持つことで手が疲れない
- 正しい姿勢で座る…効率のいい書き方ができる
- 毎日書く練習を続ける…ゲーム感覚で楽しむ
まだ書き慣れていないだけという原因がほとんどなので、書いていく量が増えるにつれスピードも上がっていきます。
毎日の積み重ねで克服していきましょう。
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