ランドセル以外の通学鞄を選ぶべき?メリットとデメリット徹底解説

入学準備
記事内に広告が含まれています。

昨今では、ランドセル以外の通学鞄を推奨する小学校も増えてきています。

実際に筆者の地域でも、年長の春ごろに「小学校の入学鞄はランドセルに限定しない」と市から手紙が配布されました。

この記事は、以下のことについて書いています。

  • ランドセル以外の通学鞄が求められるようになった背景
  • ランドセル以外の通学鞄を使用するメリットとデメリット
  • デメリットを解消するための方法
  • ランドセル以外の通学鞄でおすすめの素材

ランドセルかその他の通学鞄かで迷っている保護者必見です!

※ランドセル以外でも必ず子どもの両手が空く背負い鞄(リュック)を選択しましょう!

スポンサーリンク
  1. 小学校でランドセル以外の通学鞄が注目される理由
    1. タブレットの重さが子どもの負担に
    2. 休校対策のためタブレットは毎日持ち帰る
    3. 教科書が大きくなった
    4. ランドセル症候群対策
  2. 小学校でランドセル以外の通学鞄を使用するメリット
    1. 体への負担を軽減しランドセル症候群対策に
    2. 好みの変化に対応できるため個性を尊重できる
    3. 子どもの体格に合わせることができる
    4. その日の持ち物の量によって鞄を変えられる
    5. 機能性の高い通学鞄を選ぶことができる
    6. 入学コストが経済的
  3. 小学校でランドセル以外の通学鞄を使用するデメリット
    1. 耐久性の問題
    2. 安全性と視認性
    3. 学校の規則
    4. コストパフォーマンスが本当にいいか
    5. 製品選びの難しさ
    6. ランドセル以外だと浮いてしまうのではという懸念
  4. 小学校でランドセル以外の通学鞄を選んだ際デメリットを解消するために
    1. サイズ感や材質を確認する
    2. 予算の設定
    3. 反射板をつけるor反射機能つきの鞄を選ぶ
    4. 学校の指定がないか確認する
    5. 地域のランドセル以外の通学鞄の浸透度を調査する
    6. 鞄専門店でアドバイスをもらう
    7. 子どもの意見を尊重する
  5. ランドセル以外の通学鞄でおすすめの素材
    1. ナイロン
    2. ポリエステル
    3. キャンバス
    4. レザー(革)
  6. ランドセル以外の通学鞄を選ぶべき?メリットとデメリット徹底解説まとめ

小学校でランドセル以外の通学鞄が注目される理由

ノートパソコンとノートとリュック。

今まで何年もランドセルで通っていたのに、なぜ昨今はランドセル以外を推奨するようになったのでしょうか。

タブレットの重さが子どもの負担に

タブレットを観る子ども

昨今はオンライン教育が導入されていますが、そこで必須なのがタブレットやノートパソコンなどのデバイス。

毎日持ち帰り毎日持っていかなくてはならないため、小さな子どもにとっては大きな負担です。

ランドセルは6年間使用することを前提として作られているため丈夫ですが、それゆえに重量もあります。

ランドセル以外の鞄を使用することでランドセル分の重さを減らそうという取り組みがここにつながります。

休校対策のためタブレットは毎日持ち帰る

こちらを向くリュックを背負った子ども。

タブレットが重いのなら学校に置いておけばいいのでは?という意見もありますが、感染症で急な休校になることもあった昨今。

タブレットがあれば休校中でもオンライン授業が可能なため、タブレットは毎日持ち帰るように指示する学校がほとんどです。

高価なものなので盗難防止のためにも毎日の持ち帰りが推奨されています。

タブレットを置いて帰ることができないのなら他に重量を減らせるものを…ということで通学鞄をランドセル以外にして軽量化を図ろうとしています。

教科書が大きくなった

開かれた本。

小学生の荷物の重さが問題となる一方で、教科書の大判化が進んでいることも要因のひとつです。

大きくなった理由としては、以下のことがあげられます。

  • 学習指導要領の変更により内容が増えた
  • わかりやすいよう図や表を多用するようになった
  • 印刷技術の進歩でコストが下がり、カラー写真が増えた

内容が充実しページ数が増えたことで、サイズも大きくなり重量も増しました。

そのためタブレットを持ち帰る代わりに教科書を置いて帰るよう指示する学校も増えています。

ランドセル症候群対策

悲しげな表情の子ども。

ランドセル症候群とは、子どもがランドセルを背負うことで起こりえる心身の不調の総称です。

ランドセルの重さにより肩や背中、首に負担がかかることで痛みや不快感を感じたり、筋肉疲労や神経圧迫の恐れもあります。

また体の不調だけではなく、それが原因で「ランドセルを背負いたくない」「だから学校に行きたくない」など心の不調にまで発展する可能性も。

ランドセル症候群の予防策としては、荷物の軽量化が一番。

そのためランドセルよりも軽い鞄を使用することで、少しでも子どもの重さを軽減することを目指しています。

スポンサーリンク

小学校でランドセル以外の通学鞄を使用するメリット

メリット

子どもの成長に合わせた鞄を使用できることは、大きな強みです。

体への負担を軽減しランドセル症候群対策に

笑顔の子ども

ランドセルの重さは素材にもよりますが、約1kg~1.5kg。

リュックだと1Kgに満たないものがほとんどなので、鞄の重さを減らすことで背中や肩へのストレスを減らすことができます。

軽い鞄を使用することでより快適に登下校をすることができ、健康的な成長を望めます。

これはランドセル症候群の対策となります。

好みの変化に対応できるため個性を尊重できる

手を取り合う子ども。

子どもの好みはどんどん変わります。

6歳で入学し13歳で卒業することを考えると、好みが変わることも致し方ありません。

ランドセル以外の鞄だと、子どもの個性を尊重して好きなものを選べることも利点です。

色やデザイン、形など、さまざまなオプションから子ども自身が好きな鞄を選べるため、選ぶ楽しさを知ることができます。

子どもの好みの変化によって生じる「このランドセル恥ずかしい」「デザインに飽きた」という悩みにもすぐ対応可能です。

子どもの体格に合わせることができる

体格差のある子どもの後ろ姿。

小学校に入学したてのころは、ランドセルがあまりにも大きすぎるため動きにくくないか?重たくないか?と心配になってしまいますよね。

筆者
筆者

筆者の子どもは3月生まれで小柄だったので、ランドセルに飲み込まれてしまうのではと思うほどランドセルが大きく見えました…

6年間使用するのでもちろんゴールである小学6年生が使えなければいけないのですが、入学したての子どもには大きすぎて使いにくいのが事実。

それを子どもの体格に合わせて変えることができるのは、重さへの負担が減るだけではなく使いやすさの向上にもつながります。

(あの大きなランドセルも入学名物だから可愛いのですが)

その日の持ち物の量によって鞄を変えられる

リュックを背負ってスキップする子ども。

その日によって持ち物の量も変わるため、内容に応じて鞄を変えることが可能です。

持ち物が多いときには丈夫さや重さを重視した鞄で安全に、そうでないときには子どもが気に入っている好きな鞄でテンションを上げる、など日によって変えることができます。

複数の鞄を使いまわすことは劣化対策にも有効です。

機能性の高い通学鞄を選ぶことができる

文房具がたくさん入った鞄。

近年はデジタル教育が一般的となり、子どもはタブレットやノートパソコンを学校に持ち運ぶ必要があります。

ランドセルだと決まった形ですが、これらのデバイスを安全かつ効率的に収納できる専用の鞄を選ぶこともできます。

デバイスだけでなく教科書やノートなどの学習用具も適切に管理することができる、ニーズに合った多様な収納オプションの鞄を選ぶことも可能です。

入学コストが経済的

お金。

初めての小学校生活には、ただでさえ必要なものがいっぱい。

必要なものをそろえているだけで出費がかさむのに、高価なランドセルなんて家計に大打撃です。

ランドセル以外の通学鞄だと価格が抑えられるため入学時期の出費が抑えら、耐久性に優れたものを選べば長期間使用することも可能となります。

筆者
筆者

在学途中で買い直すことになったとしても、支払う時期がずれているだけで助かります!

入学するさいの出費を抑えられ、買い直したとしてもランドセルほど高額にならないため経済的にも優しい選択肢といえます。

スポンサーリンク

小学校でランドセル以外の通学鞄を使用するデメリット

デメリット

ランドセル以外の通学鞄を使用するさいの考慮点です。

耐久性の問題

破れたリュック。

ランドセルの最大の特徴は、その耐久性です。

一般的にランドセルは、6年間の小学校生活を通じて使用することを前提に作られています。

これに対しランドセル以外の鞄は、耐久性が劣る場合があります。

素材が薄く縫製も弱い鞄だと、頻繁な使用により早期に破損する恐れも。

その結果、長期的に見ると繰り返し新しい鞄を購入する必要が生じ、コストがかさむことになります。

安全性と視認性

雨の夜道

通学時の子どもの安全を考慮すると、鞄の視認性は非常に重要です。

多くのランドセルには、車のライトなどが当たると反射する安全機能が備わっています。

一般的な鞄にはこのような機能が装備されていないことが多いため、早朝や夕方の暗い時間に子どもの安全が十分に確保されない場合があります。

またレアなケースではありますが、交通事故に遭ったときにランドセルがクッションになり軽傷で済んだという事例もあります。

学校の規則

学校の机やいす。

ランドセル以外の鞄を選ぶさいには、学校の規則や方針も考慮しましょう。

一部の学校では、伝統や統一感を理由にランドセルの使用を推奨または義務づけています。

もしくはランドセル以外の鞄の場合、形や素材などを指定している学校も。

学校の方針により選択肢が制限されることもあります。

コストパフォーマンスが本当にいいか

コップに入ったお金

ランドセルは初期投資は高いものの、その耐久性から長期的にはコストパフォーマンスが良いとされています。

対してランドセル以外の鞄は初期のコストは抑えられますが、耐久性が低い製品の場合は頻繁な買い替えが必要となり、最終的な総費用が高くつく可能性があります。

製品選びの難しさ

悩む女性

ランドセル以外の鞄という選択肢は、最近広がりつつあるもの。

そのため質の高い代替品を見つけることが難しく、どのような鞄が通学用に適しているのか悩んでしまいます。

ランドセルなら決まっている型の中から選べばよかったのですが、全てが自由だと何を基準に選べばいいか迷うことも。

専門店やコーナーが作られているランドセルと異なり“小学生向け通学鞄専門店”はなかなか見つからないため、たくさんの店舗に行ったりインターネットで探したりしなければならない不便さがあります。

ランドセル以外だと浮いてしまうのではという懸念

両手で顔を覆う女性。

小学校にはランドセル、という意見が一般的な日本で、ランドセル以外の鞄はまだ浸透しきっていません。

ランドセル以外の鞄だと、子どもがクラスメイトや友達からどう見られるかという心配が生じます。

保護者や子どもが「浮いてしまうのではないか」と悩む気持ちは無視できません。

このような心理的な不安は子どもの学校生活にも影響を及ぼす可能性があり、選択をする際の重要な考慮点となります。

スポンサーリンク

小学校でランドセル以外の通学鞄を選んだ際デメリットを解消するために

対処法

ランドセル以外の通学鞄を選んだ際、デメリットを軽減するための具体的なアプローチをご紹介します。

サイズ感や材質を確認する

サイズと材質をチェックする人形

子どもの成長に合わせたサイズと、日常の活動に適した素材を選ぶことが必要です。

鞄は軽くて丈夫な素材であること、また子どもが自分で管理しやすい設計であることを確認しましょう。

水に強い素材や簡単に汚れが拭き取れる素材は、日々の使用において特に有効です。

また鞄のサイズ感で意識するのは子どもの体格だけではなく、小学校のロッカーの大きさも関係します。

小学校のロッカーの大きさは変わらないため、入らないほど大きな鞄は子どもにとって不便です。

ランドセル以下のサイズにしましょう。

予算の設定

予算

ランドセル以外の鞄を選ぶ際には、まず6年間の予算を設定しておきましょう。

高価だけど耐久性のあるものか、頻繁に買い替えることを前提として安価なものにするか、総コストを見積もることが大切です。

初期投資が低くても、耐久性が低い鞄を何度も買い替えることは長期的には高くつくことがあります。

一般的なランドセルの平均価格が4~6万円なので、それを踏まえて「この金額内なら何度買い替えてもいいことにする」という予算を最初に決めておくと、買い替える時に金額で悩まずに済みます。

耐久性とコストパフォーマンスのバランスを見極め、実用性と経済性を兼ね備えた鞄を選びましょう。

反射板をつけるor反射機能つきの鞄を選ぶ

反射板

安全性を高めるために、鞄に反射板や反射テープをつけることを検討してください。

特に冬場の早暗くなる時期や天候が悪い日には、子どもの視認性を高めることが非常に重要です。

手軽に取りつけられ、子どもの安全を大きく向上させることができます。

反射機能が備わった鞄や鞄カバーを選ぶことも方法のひとつです。

学校の指定がないか確認する

学校に確認

ランドセル以外の鞄を選ぶ前に、学校の指定や推奨があるかを確認してください。

学校によってはランドセルの使用を義務づけている場合や、ランドセル以外の鞄を選ぶ際には条件がある場合も。

事前に学校の規則を確認しましょう。

地域のランドセル以外の通学鞄の浸透度を調査する

調査

地域によって、ランドセル以外の通学鞄の浸透度は異なります。

この情報を得るために、以下のような方法があります。

  • 登下校中の地域の子どもを観察:低学年の子どもをチェック
  • 入学予定の学校に直接問い合わせる:説明会のときに聞くのも〇
  • 他の保護者に意見を聞く:小学生の子どもがいる家庭の意見も参考に
  • オンラインコミュニティやSNSの活用:より広範な意見や情報を手軽に集めることが可能
  • 地元の鞄店でリサーチ:通学用鞄を探す客がどのくらいいるか、どの鞄が通学用として売れているか、地域のトレンドを把握

これらの方法で地域のランドセル以外の鞄の浸透状況を把握し、最適な鞄を選ぶための貴重なデータを得ることができます。

鞄専門店でアドバイスをもらう

専門店へ

鞄専門店で店員にアドバイスをもらう方法も有効です。

先述した地域のランドセル以外の通学鞄の浸透度を確認しつつ、どのような鞄が通学に向いているのかプロに聞いてみましょう。

ショッピングモールの中にも鞄専門店は入っているため、買い物ついでに気軽に行くことができます。

子どもが実際に背負うことで、肩ひもの位置や背負い心地を確認してみましょう。

子どもの意見を尊重する

最重要

鞄を毎日使用するのは子どもです。

子どもが気に入るデザインや機能であることはもちろんですが、地域でランドセルが主流であり「自分だけ鞄だと目立っていやだ」というのであればランドセルの購入も検討しましょう。

子どもが周りと違うことに抵抗がある性格なのか、周りよりも自分の気に入ったものを選びたい性格なのか、子どもの個性によって異なります。

子どもが自分の思いで選んだ鞄を使用することは、自主性や責任感を育むことにも繋がります。

スポンサーリンク

ランドセル以外の通学鞄でおすすめの素材

リュックを背負った子どもの後ろ姿

通学鞄に適した素材の選択は、耐久性、軽量性、お手入れの容易さなどを考慮して行うべきです。

以下は、通学鞄におすすめの素材とその特性です。

これらの素材はそれぞれ特性が異なるため、子どものライフスタイルや気候条件などを考慮しましょう。

例えば雨の日は防水性が高いナイロンやポリエステルが適していますし、見た目を重視するならキャンバスやレザーもおすすめ。

鞄の重さが気になる場合はナイロンやポリエステルなど、何を重視して選ぶか最初に決めましょう。

ナイロン

  • 耐久性: ナイロンは非常に丈夫で耐摩耗性が高いため、日々の使用に耐えることができる。
  • 軽量性: 軽くて子どもが持ち運びやすい。
  • 防水性: 撥水加工が施されていることが多く、雨の日も中の物が濡れにくい。
  • お手入れ: 汚れがつきにくく、ついたとしても湿らせた布で拭くだけで簡単に清掃可能。

ポリエステル

  • 耐久性: ナイロンに劣らず強く、耐久性がある。
  • コスト: ナイロンよりも安価でありながら性能もよく、コストパフォーマンスに優れている。
  • 防水性: ナイロン同様、撥水加工がされているものが多い。
  • お手入れ: ナイロンと同じく、日常の汚れは湿った布で簡単に拭き取れる。

キャンバス

  • 耐久性: 非常に頑丈で長期間の使用に耐えることができるが、ナイロンやポリエステルに比べると重くなりがち。
  • 自然な風合い: 自然な素材感があり、見た目に温かみを感じられる。
  • 防水性: キャンバス自体は防水性が低いが、防水スプレーなどで改善することが可能。
  • お手入れ: 他の合成素材に比べると汚れが落ちにくいため、定期的なメンテナンスが必要。

レザー(革)

  • 耐久性: 非常に強く適切に手入れをすれば長持ちするが、重い。
  • 高級感: 高級素材であり、見た目が美しい。
  • 防水性: 天然の皮革は水に弱いが、適切な防水処理を施すことで改善可能。
  • お手入れ: 他の素材に比べて手間がかかり、専用のクリーナーやコンディショナーが必要。
スポンサーリンク

ランドセル以外の通学鞄を選ぶべき?メリットとデメリット徹底解説まとめ

メリットとデメリット

ランドセル以外の通学鞄を選ぶメリットは以下の通りです。

メリット
  1. 体への負担軽減
  2. 好みの変化に対応できるため個性を尊重できる
  3. 子どもの体格に合わせることができる
  4. その日の持ち物の量によって鞄を変えられる
  5. 機能性の高い通学鞄を選ぶことができる
  6. 入学コストが経済的

デメリットもありますが、解決策もあります。

デメリット
  1. 耐久性の問題→サイズ感や材質の確認
  2. 安全性と視認性→反射板をつける
  3. 学校の規則→入学する小学校に確認
  4. コストパフォーマンスが本当にいいか→6年間の通学鞄予算を設定
  5. 製品選びの難しさ→実際に店舗で背負う&アドバイスをもらう
  6. ランドセル以外だと浮いてしまうのではという懸念→地域の浸透度合いを調査

この項目を踏まえ、子どもが喜ぶ最高の鞄を選びましょう!

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました