くだらないラン活マウンティングをしてきたママ友の末路

人間関係
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今回は、ラン活に対してマウンティングをしてきたママ友の話です。

ナオトの母・美穂は

  • ラン活を始めた時期
  • ランドセルの知識
  • ブランドのランドセル購入を自慢
  • 人のラン活に口出し

と、ラン活に対してさまざまなマウンティングを行います。

しかしその美穂のマウンティングは、ある人物によって盛大に敗れる羽目に…

人物紹介。

ラン活でマウンティングをとるなんて、くだらないこと。

いったいどのような結末を迎えたのでしょうか?

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初めてのラン活マウンティングは夏休み前

私の名前は佳子。娘のミキは年長組で、来年には小学生になる。

佳子
佳子

明日から夏休みだし、今日は荷物が多いだろうな~

そう思いながら幼稚園のお迎えに向かっていた。

ミキのクラスまでもう少し、というところで…

美穂
美穂

ねえねえ!ちょっと見てよ、これ!

ミキのクラスメイトであるナオトくんのお母さん、「美穂」さんが私の前に現れた。

見せてきた携帯に写っていたのは、新品のランドセルだ。

携帯の写真を見せてランドセルを自慢する様子。
美穂
美穂

ナオトが選んだの!

すごくいいでしょう?

ランドセルには有名なブランドのロゴがでかでかとプリントされており、すぐにブランドものだとわかった。

佳子
佳子

えっ、これあのブランドとのコラボ?

こんなランドセルもあるんだ…

美穂
美穂

知らなかった?

うちは去年からラン活してたからすぐこういう情報が入ってくるんだよね。

そのおかげでこのコラボ商品もすぐゲットできたんだ~

美穂さんは携帯画面をスライドしていろいろな角度で撮影したランドセルを見せてくれた。

佳子
佳子

そんな早くから探してたんだ…

うちではまだランドセルを購入していない。

たくさん種類があるとミキは選びきれないとわかっていたため、少し種類が減ってからゆっくり決めようと思っていたのだ。

美穂
美穂

えっ、もしかしてまだ買ってないとか?

うそでしょ?

佳子<br>
佳子

うちはまだで…

美穂
美穂

え~!信じらんない!何してたの!?

佳子
佳子

しまった…やっぱり遅かったかも…

美穂さんの責めるような言葉に、居心地が悪くなってしまった。

美穂
美穂

もういいやつは残ってないんじゃない?

売れ残りの中から選ばなきゃいけないなんてミキちゃんかわいそうだよ~!

その言葉で、私の行動が遅かったせいなのにミキまでけなされたような気持ちになってしまった。

ランドセル自慢をする様子。

美穂さんの熱意に圧倒されながらも、私は「ミキがかわいそう」という言葉にずっともやもやしていた。

ミキ
ミキ

ママ~!

するとクラスから私を見つけたミキが、笑顔で手を振って呼んでくれた。

クラスまで迎えに行くと、美穂さんがミキに声をかけた。

美穂
美穂

ミキちゃんまだランドセル買ってもらってないんだって?

早く買ってもらいなよ!

ミキ
ミキ

うん!楽しみにしてる!

その話題をミキにしないでほしいと思っていたが、ミキはあっけらかんと返事をしていた。

帰宅したあとも美穂さんとの会話が頭から離れず、疲れを感じてしまった。

佳子
佳子

もしかして、あれがマウンティングってやつだったのかな…

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ラン活マウンティングをする絶好の機会

時は過ぎ、今日は幼稚園の卒園式。

ミキのランドセルも無事に本人が納得したものを購入し、私はラン活が終わったことにホッと胸をなでおろしていた。

ランドセル選びの様子。

すると卒園式が終わった後、美穂さんから声をかけられた。

美穂
美穂

ねえ!今度ランドセルのお披露目会しない?

ユキちゃんママとユウジくんママも誘って!

ユキちゃんママとユウジくんママも、お迎えの時によく話していたメンバーだった。

快諾する様子。

後日、ランドセルのお披露目会が開かれることになった。

しかしそこで、あんな出来事が起こるとは思いもしなかった…。

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ラン活マウンティング会開催

お披露目会の日、子どもたちはみんな自分のランドセルを背負って嬉しそうに披露してくれた。

ミキが選んだのはシンプルながらも機能性に優れており、使いやすいことで人気のランドセルだった。

みんなのランドセルを褒めるミキ。

ミキも自分が選んだランドセルを喜んで背負っており、いいランドセルを選べたと安心していた。

しかしそんな子どもたちの晴れ姿に、水を差すようにマシンガントークを始める人物が…

値段でマウンティングする美穂。

なんと美穂さんはユウジくんのランドセルを見るなり、そう言い放ったのだ。

ユウジくんママ
ユウジくんママ

別に値段で決めてないからね。

ユウジが気に入ったから選んだの

ユウジくんママは毅然と言い返していたけれど、美穂さんは気にせずユキちゃんママにも話しかけた。

美穂
美穂

私いろんなとこのパンフ取り寄せたけど、ここのランドセル知らないな~。

よく見つけられたね?

ユキちゃんママ
ユキちゃんママ

あ、ショッピングモールで買ったからどこのとか気にしてなくて…

美穂
美穂

えっ、そんな買い方あるの!?

勉強になるわ~

マウントのマシンガントーク。

美穂さんのマウンティングはとどまることを知らなかった。

ユウジくんママもユキちゃんママも、疲れたような表情で話を聞いていた。

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ラン活マウンティングを制したのは…

ミキ
ミキ

ママ!みんなと写真撮ってー!

そんな中ミキが明るく空気を変えてくれた。

写真を撮ってもらおうと子どもたちが集まってくれたのだが、ナオトくんだけ部屋の隅にいた。

美穂
美穂

ナオト!ナオトもランドセル背負って写真撮ろ!

美穂さんがノリノリでナオトくんにカメラを向けていたが、ナオトくんはランドセルを床に置いたまま暗い表情で、下を向いていた。

佳子
佳子

ナオトくん?どうしたの?

体調が悪いのかと思い声をかけると、ナオトくんから驚くような言葉が出てきた。

ランドセルを嫌がる子ども。
驚く様子。
ナオト
ナオト

オレこんなランドセル欲しくなかった

そう続くナオトくんの言葉に、一番慌てたのは美穂さんだった。

美穂
美穂

ナオト!どうしたの?

これかっこいいねって言ってたじゃない!

ナオト
ナオト

でもオレが欲しかったのは…

美穂
美穂

ナオトのが一番かっこいいよ!

ナオトくんの言葉を遮るように、美穂さんの言葉がかぶさった。

自分のランドセルもかっこいいか確認する他の子ども。

美穂さんの発言にユウジくんが少し悲しそうな顔を浮かべたが、ユウジくんママがすかさずフォローを入れていた。

一方でナオトくんは、ミキのランドセルを見つめているようだった。

そこでミキが口を開き…

別のランドセルが欲しかったことを確認。

と、教えてくれた。

このランドセルはテレビCMでもよく流される有名な型で、CMがキャッチーなことから子ども人気も高いと店員さんが言っていた。

ユキ
ユキ

ナオトくんがよくCMのマネしてたの、ユキも知ってるよ

ユウジ
ユウジ

ぼくも知ってる!

あのランドセル買ってもらったのかと思ってた

続く二人の言葉に、ナオトくんの顔はどんどん険しくなっていった。

「そのランドセルがよかったのにママが勝手にこれ買ってずっと嫌だった!」というナオト。
美穂
美穂

ナオト!

ナオト
ナオト

なんだよこのランドセル!

変な柄が入ってて全然かっこよくねえ!

ブランドのランドセルに対して不満を爆発させたナオトくんは、そのまま大きな声で泣き出してしまった。

ナオトくんに対しておろおろと困っている様子の美穂さんだったが、急に私をにらんできた。

「あんたの娘が自慢するから!」と怒る美穂。

美穂さんに糾弾され、私は固まってしまった。

え、ミキが悪いの?

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ラン活マウンティングのカウンターパンチ!

美穂さんの責め立てる言葉に私より早く反応したのは、ユキちゃんとユウジくんのママだった。

ユキちゃんママ
ユキちゃんママ

いや、ミキちゃん自慢してなくない?

お披露目会しようって言いだしたのもそっちだし

ユウジくんママ
ユウジくんママ

ていうかあんだけランドセル自慢しといて、ナオトくんの意見ガン無視だったの?

「自慢してたのは誰だと思う?」と詰め寄るママ友。

固まった私の代わりに、ユキちゃんママとユウジくんママが援護してくれた。

美穂さんはしかめっ面で、言葉を詰まらせた。

「このランドセルで小学校に行きたくない」と泣くナオト。

その後ナオトくんが大泣きしてしまったので、お披露目会はここで中断することになってしまった…。

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くだらないラン活マウンティングをしてきたママ友の末路

後日ナオトくんと同じ小学校に入学したユウジくんママから、結局美穂さんはランドセルを買い直したという話を聞いた。

ランドセルを買い直している様子。

ミキが購入したランドセルは人気の型だったので在庫も多く、まだ店頭に販売していたためそれを購入したそうだ。

そして買い直したことにより美穂さんがナオトくんの意見を聞かずにブランドのランドセルを買ったことが旦那さんにバレて、大目玉を食らったみたい。

旦那に責められる美穂。

早くに買ったせいで返品もできず、購入金額の半値以下でフリマアプリに出品しているとのこと。

佳子
佳子

美穂さんのラン活マウンティングにはもやもやさせられたけど、ここまでくるとお気の毒にって思っちゃうな…

私はミキのランドセル姿をしみじみと見直した。

ミキが選んだランドセル、本当にかっこいいね

自分の好きなものを選んだミキを誇りに思いそう言うと、ミキは嬉しそうに笑い

ママと選んだから好き!と笑うミキ。

と言ってくれた。

子どもの意見を尊重し、しっかりと耳を傾けようと教訓を得た出来事だった。

↑成績マウンティングママ友の話はこちら!

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