【先生の本音】卒園式のプレゼントを贈る際の注意点は?困った話や実例も!

園時代
記事内に広告が含まれています。

この記事では現役保育士で元幼稚園教諭の筆者が、実際に卒園式の時にもらったプレゼントについて述べています。

入園してから卒園まで、あっという間ですよね。

子どもを楽しく通わせてくれた担任の先生に対し感謝の気持ちを表したいと思っていても、どのようなものを選べばいいか悩んでいませんか?

文房具はもうたくさん持ってるだろうし…。

他の人がどんなものあげてるか参考にしたいな!

この記事を読むと以下のことが分かります。
  • 先生と保護者の双方の立場を守るため、プレゼントを贈る際の注意点
  • 卒園式の贈り物に関する、私が体験した困った話
  • 実際にいただいたプレゼントリスト
  • いただいた贈り物の中でも特に嬉しかったもの

先生として卒業の品を受け取ったことがある立場として、以上のことについてお話しています。

プレゼント選びの参考にしていただけると幸いです。

先生と連絡先交換したい方はこの記事
スポンサーリンク

プレゼントを贈る際の注意点

プレゼントを用意する前に気を付けてほしいことがあります。

以下の点を確認してから、プレゼントを用意する際に気を付けてください。

園側が禁止していないか

園側が「先生への贈り物はお気持ちだけで」と明言している場合がありますので、事前にチェックしてください。

年少・年中の終了時は贈り物禁止で、年長の卒園時のみOKという園もあります。

園が禁止にしている場合は先生としても「受け取ってはいけないもの」なので、困ってしまいます。

禁止にしていてもこっそり受け取る先生もいるのですが、真面目にお断りしている先生の立場がなくなりますよね。

特に若い先生だと、禁止だけどせっかく用意してくれたから受け取ったほうがいいのかな?でもバレたら…と判断がつかなくて困らせてしまいます。園の方針には従ってください。

クラスであげるか個人であげるか

園がどのように贈り物を許容しているかによります。

クラスで贈るのならば個人的なプレゼントを用意する必要はありませんし、特に決まりがなくて保護者が自由にしていいのであれば個人またはグループで用意されていました。

園ごとで、過去の慣例にならってください。

保護者全員が納得しているか

先生への贈り物を用意する際、園によってはプレゼントを作る際の集まりの場を用意してくれます。

そこで話し合いをするなりグループチャットで相談するなりして進めていくのですが、保護者全員が納得しているかも気にしてください。

一人でも反対の声が上がったのなら、その声を押さえつけることなく耳を傾けてほしいです。

保護者同士のいさかいが、先生は本当に悲しいです。

一人だけ目立ちすぎていないか

個人で贈り物を用意する場合は、一人だけ目立ちすぎていないかに気を付けてください。

特にクラス全員で用意した+個人で用意した、という場合です。

クラスで用意した場合ほとんどの人がプラスで贈り物はしないので、一人だけ贈ると「あの人だけ用意してる」と目立ってしまいます。

どうしてもどうしても渡したいものがある場合は、他の保護者に見られない場所でこっそり渡したほうがベターです。

金額は高価過ぎないか

あまりにも高価すぎるものだと気を遣って申し訳なくなってしまいます。頂いて嬉しい価値は、金額じゃありません。

またクラスで用意する場合は金額がトラブルの種になるので、それを避けるためにも慎重に決めましょう。30人クラスの場合一人100~200円の出費で3000~6000円の予算になりますが、十分です。大体3000~5000円くらいの予算で設定しましょう。

装飾が豪華すぎないか

手作りのアルバムを頂いた時にあまりにも装飾が豪華すぎて、制作が大変だったのではと心配しました。クラスでの贈り物の場合、一部の人だけに負荷がかかりすぎると不満の声も上がります。

子育て中でお忙しい中、ご無理はされないでくださいね。

持ち帰りや保管が難しくないか

大きすぎるものだと持ち帰るのも大変ですし、保管する場所も考えてしまいます。

せっかくいただいたプレゼントを大事にしたいので、そこも配慮していただけると嬉しいです。

スポンサーリンク

実際にあった困った話…

実際に私が経験した、プレゼントにまつわる困った話です。

先生側の気持ちを少しでも知って気にかけていただけると嬉しいです。

保護者内でいさかいがあった

保護者内で意見が別れたようで、園長を巻き込んで対応したことがあります。

どちらの気持ちも個別に聞かせていただいたのですが、その時に「小学校が別々でよかった」と仰った一言がとても残念で悲しかった思い出です…。

小学校が一緒だった場合まだ保護者同士で顔を合わせることがあるので、入学前から憂鬱な気持ちになられたらとその後のことも心配です。

禁止なのにどうしてもと渡された

違う先生なのですが、園側で個別のプレゼントは禁止とされていたのにどうしてもと渡され断り切れず、受け取っていました。

しかもそれを別の保護者が目撃して園長にリークし、「他の先生にも保護者にも示しがつかない」とその先生はお叱りの言葉を受けていました。

せっかく先生のためにと用意した贈り物が先生の負担になってしまうのは残念ですよね。

連絡先を渡された

これはね…私は困ります。受け取る先生ももちろんいますよ、卒業してから内緒でクラス会を開いてそれにも参加されていました。

先生にもよるのでしょうが、大抵の先生は困ります。

いただいた手紙に連絡先が書いてあると、連絡しない=無視をすることになってしまうので頭を悩ませてしまいます。

今後も付き合いを続けていきたいと思ってくださる心は嬉しいですが、新しい生活も始まって慌ただしくなりますのでご自分の時間を大切にしてください。

スポンサーリンク

実際に頂いたプレゼント

今まで実際にいただいたプレゼント例です。

私がいただいたものだけでなく、周りの先生がいただいていたものも書いています。

先生への贈り物と言えば!というラインナップですので、ご参考ください。

アルバム

アルバムの内容について説明した画像。

アルバム台紙を一人一枚ずつ自由に装飾し、それをまとめてアルバムにしていただくことが多かったです。

アルバム台紙だったり画用紙だったり、一人一枚ずつ配布された台紙を家で自由に装飾し、それを委員がまとめてプレゼントしてくれました。

写真や子どものイラストが貼られたものやメッセージをたくさん書いたものなど、家庭によって個性が出ていて見るのがとても楽しかったです。

ボード&寄せ書き

子どもの顔写真が貼られたボードと寄せ書きのイメージ画像。

大きめのコルクボードに子ども全員の顔写真と一言メッセージが飾られたタイプです。

一目でみんなの顔を見ることができるので、クラスとしての一体感もありました。

ボードなので飾りやすく、いつでも見られて嬉しかったです。

フォトブック

フォトブックのイメージ画像。

一人1ページの写真をクラス分まとめたフォトブックをいただいたこともあります。

手作りのアルバムではなく発注されたフォトブックです。

本になっているので厚みも薄く、手帳サイズだったのでとても保管しやすかったです。

花束

花束のイメージ画像。

花束は園が用意する場合もあります。

花束ではないものを用意する場合と、追加で花束を用意する場合と、園の保護者の傾向によって違いました。

ただクラスカラーの花束をいただいた時はとても可愛くて嬉しかったです。

別の先生ですが、クラス名の花束をいただいていてとても感動していました。

文房具

文房具のイメージ画像。

文房具は仕事道具なので、必ず使えるし実際に助かります。ペン、スティックのり、ハサミ、保護者にお手紙を添える用のメモ帳はマストです^^

良いペンやハサミをいただいた時は、使いやすくて重宝していました。

基本的な文房具は園にも用意されていますが、いただいたものを使うたびに卒園児たちのことを思い出して作業が楽しくなりました。

衣服類

衣服類(ハンドタオル、靴下、エプロン)のイメージ画像。

ハンドタオル:マストアイテム。毎日何回も手を洗うので、必須アイテムです。園によってはペーパータオルを使っていますが、プライベートでも使用できるので嬉しいです。

靴下:人気キャラクターの柄だったので履いていくと子どもウケ抜群でした!可愛い柄は子どもの反応がいいのでよく使わせてもらいました。プライベート用より園用としてネタ系のものが多かったです。

エプロン:こちらも人気キャラクターや鉄板キャラクターなど、子どもウケのいいエプロンでした。園によってはキャラクターものや紐タイプのエプロンは禁止など指定もありましたが、我が子が生まれた時用にと保管している先生もいましたよ。

文房具のような消耗品ではないので、ずっと使えるのも嬉しいポイントです。

お菓子

お菓子のイメージ画像。

お菓子は大好きなので嬉しかったです。

ちなみに園によりますが、お菓子をいただいたら園に渡して終礼のお茶菓子になることもあります。

先生個人にあげたいのであれば「お家に帰ってゆっくり食べてくださいね」と一言添えてこっそり渡してください(笑)

スポンサーリンク

頂いて嬉しかったもの

今まで私が保護者の方からいただいて嬉しかったものを紹介させていただきます。

何年も前にいただいたものですが、いまだに大切に保管しています。

子どもの写真

いっちばん嬉しいです!もう、本当に一番嬉しい!

アルバムで自由に作成する場合、メッセージやイラストだけの人もいるんですが…子どもの顔が見たいんです。

もちろんメッセージもイラストも嬉しいですよ!

ただ一番嬉しいのは子どもの写真なんです、何年経っても見返したいんです。

印刷しなければいけない手間は重々承知ですが、子どもの写真が一番先生が喜ぶであろう手段なのでおすすめです!

クラスに関係するもの

アルバムをいただいたのですが、その表紙がクラスで生活発表会の時に行った劇の演目だったんです。

もうね…嬉しかったです。このクラスでこの劇をしたことは絶対に忘れられないと思いました。

クラス名のプレゼントも嬉しかったです。

クラス名の花であったり、クラス名のテーマの文房具だったり、そのクラスを思い出させてくれるプレゼントは思い入れが深まります。

実際に使えるもの

文房具や衣服類は、実際に使えるので助かります。

文房具は園用と家用に使い分けることもありますし、大体いくらあっても困らないくらい使うので「もう持っているから使わないかも…」と不安に思われなくても大丈夫です!

スポンサーリンク

気持ちが本当に嬉しいので気負わないで!

たくさんの楽しい思い出をいただけたのに、さらにプレゼントまで…本当にありがとうございます。

これが先生の気持ちです。

何をいただいても本当に嬉しいので、皆さんがその先生に贈りたいと思うものを贈っていただくのが一番です。

私が年長組を担当していた際に、卒園式でいただき嬉しかったもののポイントは以下の通りです。

  • 子どもの写真(かさばらないと尚ありがたい)
  • クラスに関係するもの(クラス名やクラスカラーのもの、生活発表会関連)
  • 実際に使えるもの(文房具や身につけるもの)

担任の先生との最後の思い出を、親子で楽しんでくださいね。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました