テアトルアカデミーのオーディションの、合格率や倍率を知っていますか?
テアトルアカデミーは誰でも受かるって聞いたよ?
オーディションを受けるから、合格率や倍率を知っておきたい!
この記事は、実際にテアトルアカデミーのオーディションに参加&合格した子どもの親である筆者が、審査の合格率と倍率について解説しています。
結論を言いますと、テアトルアカデミーの合格率はとても低く、倍率は高めです。
過去のデータから計算して、一次審査と二次審査の合格率と倍率をどこよりも詳しく解説していますので、どうぞ参考にしてください。
オーディションの質問内容や流れ、合格のコツについて書いてある体験記事はこちらからご覧ください。
テアトルアカデミーのオーディション概要
テアトルアカデミーは広告でもよく見かけますね。名前だけなら聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
まずはテアトルアカデミーとはどのようなところか、審査は何回形式なのかを解説していきます。
テアトルアカデミーとは
テアトルアカデミーは1980年に創業した芸能事務所を系列に持つグループ企業で、エンターテイナーの養成とマネジメントを行っている「総合芸能学院」です。つまり芸能事務所ではなく芸能養成所です。
鈴木福くんや谷花音ちゃんを始め様々な芸能人を輩出した大手養成所であり、長い歴史と確かな実績があることで周りの芸能事務所からも信頼されています。
テレビ・映画・舞台・CMなどの出演は業界トップクラスの実績を誇っており、養成所ながらメディアに出る機会がとても多いことで有名です。
オーディションは一次・二次の2回のみ
テアトルアカデミーは定期的に各地でオーディションを行っています。
オーディションは一次審査・二次審査の2回のみとなっており、二次審査を合格することでテアトルアカデミーの入学権利を得ることができるのです。
一次・二次審査の合格率と倍率を分析するにあたり
この記事ではテアトルアカデミーの一次・二次審査の合格率と倍率を分析しますが、前提としてお伝えしておきたいことがあります。
公式からは数値が非公表
どのくらいの割合で合格されるか参考にしたい方は多いのですが、実際の合格率をテアトルアカデミーでは公表していません。
過去の合格者の情報を基に計算
公式からの情報はないのですが、過去に合格したことがある方が発信したSNSの情報をかき集め、独自にデータ化して計算しました。
公式からオーディションに参加した人数の発表を公開はしていませんが、オーディション受験者には「オーディション状況報告」という用紙が届きます。
オーディション状況報告に記載されている項目は以下の通りです。
- 応募者総数
- オーディション受験者
- 入学者定員
- 待機者
この状況報告を基に、過去の2017年~2022年の情報から一次・二次審査の合格率を割り出していきます。
応募者総数の変動が大きいものもは各学校により志願者数が異なるということに原因がありますので、ご理解ください。
また待機者は数に含めず計算しています。
得られたオーディション状況報告のデータは以下の通りです。
開催時期 | 応募者総数 | 受験者 | 入学者定員 | 待機者 |
---|---|---|---|---|
平成29年 | 5364人 | 1002人 | 316人 | 17人 |
平成29年 | 4174人 | 748人 | 236人 | 13人 |
平成31年 | 4140人 | 896人 | 283人 | 15人 |
平成31年 | 1320人 | 156人 | 50人 | 2人 |
令和1年 | 1491人 | 367人 | 116人 | 6人 |
令和4年 | 4939人 | 925人 | 296人 | 16人 |
テアトルアカデミーの一次審査合格率と倍率
テアトルアカデミーには審査が2回あります。
まずは一次審査がどのような内容なのか、一次審査に通る人数とその割合がどれほどかを計算します。
一次審査の内容
一次オーディションは、書類・写真審査です。
公式ホームページからオーディションの申し込みをするのですが、その際に提出するエントリーシートが一次審査の審査対象となります。
エントリーシートに記載された内容と添付した写真から選考され、合格した人が二次審査に進む流れです。
申し込みの方法は2種類あります。
- 公式ホームページからweb上でエントリー
- エントリー用紙をダウンロードして郵送
書類・写真選考に通った人は、一次審査の合格証書とともに二次審査の案内が一週間以内を目安に届きます。
過去のデータから一次審査合格率を計算
以下は過去のオーディション状況報告書から得た情報を基にまとめたものです。
過去6回分の応募者総数とオーディション受験者の数はこちらです。
開催時期 | 応募者総数 | オーディション受験者 |
---|---|---|
平成29年 | 5364人 | 1002人 |
平成29年 | 4174人 | 748人 |
平成31年 | 4140人 | 896人 |
平成31年 | 1320人 | 156人 |
令和1年 | 1491人 | 367人 |
令和4年 | 4939人 | 925人 |
オーディション受験者とは一次オーディションに合格し、二次オーディションに参加できた人のことを指します。
そのため応募者総数からオーディション受験者を引いた人数が、一次審査に落選した人数となります。
落選した人数を基に、一次審査合格率と倍率を計算すると以下の通りです。
開催時期 | 一次落選人数 | 一次合格率 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成29年 | 4362人 | 18.7% | 5.4倍 |
平成29年 | 3426人 | 17.9% | 5.6倍 |
平成31年 | 3244人 | 21.6% | 4.6倍 |
平成31年 | 1164人 | 11.8% | 8.5倍 |
令和1年 | 1124人 | 24.7% | 4.1倍 |
令和4年 | 4014人 | 18.8% | 5.3倍 |
この段階での平均合格率は約20%程度であり、つまり5人に1人しか次のステップに進めない計算になります。
平均倍率は約5.5倍なので、この数値からも一次審査の競争の激しさが伺えます。
テアトルアカデミーの二次審査合格率と倍率
一次の書類・写真審査に合格すると、合格証書とともに二次審査の案内が届きます。
二次審査が最終オーディションとなります。
二次審査の内容
二次審査では直接会場に赴き、審査員の前でオーディションを受けることになります。
オーディション内容は以下の流れです。
- 受付
- 待機
- 説明
- 面接
- 演技テスト(ベビー部門は除く)
- カメラテスト
二次審査が終わり、こちらも一週間以内を目安に合格証書か不合格通知が届きます。
過去のデータから二次審査合格率を計算
次いで、オーディション受験者と入学者定員の人数です。
開催時期 | オーディション受験者 | 入学者定員 |
---|---|---|
平成29年 | 1002人 | 316人 |
平成29年 | 748人 | 236人 |
平成31年 | 896人 | 283人 |
平成31年 | 156人 | 50人 |
令和1年 | 367人 | 116人 |
令和4年 | 925人 | 296人 |
入学者定員とはテアトルアカデミーに入学できる人数、つまり二次の最終審査に合格した人数です。
一次オーディションに合格した人数から入学者定員の数を引くと、一次から二次で落選した人数を表すことができます。
一次から二次のオーディションに落選した人数と、それを基に計算した一次から二次審査の合格率は以下の通りです。
※一次審査から二次審査に合格した人数の計算です。全体での合格率・倍率は次の章で解説しています。
開催時期 | 一次→二次落選人数 | 一次→二次合格率 | 一次→二次倍率 |
---|---|---|---|
平成29年 | 686人 | 31.5% | 3.2倍 |
平成29年 | 512人 | 31.6% | 3.2倍 |
平成31年 | 613人 | 31.6% | 3.2倍 |
平成31年 | 106人 | 32.1% | 3.1倍 |
令和1年 | 251人 | 31.6% | 3.2倍 |
令和4年 | 629人 | 32.0% | 3.1倍 |
一次審査通過者の約30%が合格し、入学できる計算になります。約3人に1人が合格をしているということです。
どのオーディションも一次審査から二次審査の合格率が約30%であることから、一次審査から二次審査は約3割が合格とテアトルアカデミー側がある程度の割合を決めているのかもしれませんね。
次の章では、応募者総数から計算し全体の合格率・倍率を分析します。
一次・二次審査の全体での合格率・倍率
最後は、応募者総数から計算して合格率と倍率を求めます。
「全体合格率」に書かれた数字が一般的に「オーディション合格率」と呼ばれるものです。
応募者総数から二次審査を通った最終合格者の数を基に、合格率と入学倍率を計算します。
開催時期 | 一次合格率 | 一次→二次合格率 | 全体合格率 |
---|---|---|---|
平成29年 | 18.7% | 31.5% | 5.9% |
平成29年 | 17.9% | 31.6% | 5.7% |
平成31年 | 21.6% | 31.6% | 6.8% |
平成31年 | 11.8% | 32.1% | 3.8% |
令和1年 | 24.7% | 31.6% | 7.8% |
令和4年 | 18.8% | 32.0% | 6.0% |
最終的な入学者を応募者全体で見た場合の合格率は、平均して約6%程度です。
開催されたオーディションによっては3.8%と、非常に低い合格率となっています。
続いて、倍率の計算です。「入学倍率」は応募者総数から最終的に合格した人数で計算しているので、「オーディション倍率」となります。
開催時期 | 一次倍率 | 一次→二次倍率 | 入学倍率 |
---|---|---|---|
平成29年 | 5.4倍 | 3.2倍 | 17.0倍 |
平成29年 | 5.6倍 | 3.2倍 | 17.7倍 |
平成31年 | 4.6倍 | 3.2倍 | 14.6倍 |
平成31年 | 8.5倍 | 3.1倍 | 26.4倍 |
令和1年 | 4.1倍 | 3.2倍 | 12.9倍 |
令和4年 | 5.3倍 | 3.1倍 | 16.7倍 |
平均入学倍率は約17.6倍。つまり、約18人に1人しか最終的に入学することができないという計算です。
この数字は、テアトルアカデミーのオーディションが非常に厳しい選考を経ていることの証明であると言えます。
テアトルアカデミーは厳正な審査で、限られた才能を見出しているのです。
一次・二次審査ともに合格率が高い部門は?
テアトルアカデミーは特に赤ちゃんモデルや子役に力を入れています。
部門に応じて合格しやすい可能性はあるのでしょうか?
部門ごとの合格率は公開されていない
オーディション状況報告書には赤ちゃんモデルからエイジレスまでの合計人数を記載しているため、部門ごとの人数は不明です。
部門ごとの合格率を計算することはできませんが、ベビー部門に関しては合格率が高いといわれています。
ベビー部門の合格率は高めとされている
ベビー部門の合格率が高めとされている理由として、以下のことが考えられます。
- 活動期間が短い
- おむつの宣伝など必ず赤ちゃんでなければならない場面が多い
- 実際に活動できる赤ちゃんの人数が少ない
- 赤ちゃんが撮影当日にコンディションが悪くなることを想定し、控えの赤ちゃんも必要
このような理由から赤ちゃんモデルの人数は多めに枠を設けており、ベビー部門の合格率が高いといわれています。
テアトルアカデミーは誰でも受かるわけじゃない
テアトルアカデミーを調べると、「誰でも受かる」という言葉が聞こえてくることがあります。
しかし、全くそうは感じない合格率と倍率でしたよね。
このような噂が出回る理由には、以下のことが考えられます。
芸能事務所よりは受かりやすい
テアトルアカデミーは芸能事務所とは異なり、才能やスキルを磨くための「芸能養成所」です。
そのため、一般的な芸能事務所に比べれば入所しやすいという面はあります。
しかしその違いを理解しておらず、テアトルアカデミーも「芸能事務所」だととらえている人がほとんどです。
そのため「芸能事務所のオーディションに比べて受かりやすい」という実態が、「テアトルアカデミーは受かりやすい=誰でも受かる」という誤った認識で広まった可能性は考えられます。
落ちた人の発信がないため合格の声が目立つ
「誰でも受かる」と言われているのは、落ちた人が発信しないことも理由の一つです。
一般的に落選したというのは不名誉であり、それを周囲に言って回る人は少ないでしょう。
落ちて恥ずかしい、悔しいと思う気持ちがあるのは当然であり、それを隠したいと思うのも人間の心理です。
特に子どもがオーディションに落ちた場合だと余計ですよね。自分が可愛いと思っている我が子が落選したのであれば、私なら誰にも言いません。
私は実際に合格の通知が来るまで、オーディションを受けたことさえ周りに言いませんでした。
しかし逆に合格したのであれば、「やっぱりうちの子って可愛いんだ!」と自信満々で発信したくなります。
合格したときはみんなに言いたい、不合格であれば誰にも言いたくない。
この結果、受かった人の声だけが発信されることで合格した事実だけが目立ち、誰でも受かるという印象が強くなったと考えられます。
さらにそこから「誰でも受かる」という言葉だけが広まり、合格率など調べもせずにその言葉だけを鵜呑みにした人がどんどん「誰でも受かるんだよね」と誤情報を広めて加速させたのでしょう。
一部の人の嫉妬心から
他にも考えられる理由として、人間の心理に根ざした「嫉妬」や「強がり」といった感情の働きです。
例えば、ある親が「うちの子がオーディションに受かった」と周囲に報告したとします。この報告を聞いた時、承認欲求や嫉妬心が強い人は羨ましさと妬みを感じるでしょう。
そして、その負の感情を解消するために「誰でも受かるんだよね」「この子が受かるレベルなら、うちの子も楽勝だろう」といった風に相手を下げて自分を慰めようとする心理が働くのです。
特に芸能界を目指している人は意識高いから、プライドも高い人が多いのかもしれませんね。
人は自分や自分の大切な人が不当に扱われたと感じると、他者を貶めることで自我を保とうとする傾向があります。これは心の平穏を保つために無意識でしている防衛反応の一つとも言えるでしょう。
相手を素直に讃えて認められる人ばかりであれば、このように「誰でも受かる」という誤解は生じなかったかもしれません。
テアトルアカデミーは一次・二次審査ともに合格率は低く、倍率は高い!
テアトルアカデミーの合格率も倍率も、誰でも受かるとは考えられないような数値でしたね。
合格率は3.8~7.8%、平均すると約6%とかなり低く、激戦です。
倍率に換算すると約18倍であり、18人に1人しか合格できない狭き門だといえます。
それなのに「誰でも受かる」という誤った情報が出回っているせいで、合格しても素直に喜ぶことができない人がいるのも現実です。
テアトルアカデミーのオーディションに合格できるのは、たくさんの人の中から才能や個性を見出された価値ある人物だけです。
卑屈な受け止め方をしている人の誤発信のせいで、せっかくの晴れた気持ちが曇ることがないよう、正しい情報が広がってほしいと願うばかりです。
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